食事に関するマナー
食事に関するマナーも重要ですね。ここでもうっかりNGを出してしまうことがあります。
例えば、みんなで乾杯する時ですが、この乾杯というのはグラスをぶつけて音を立ててはいけないのです。胸の高さに上げるだけにするのが正式で、特にフォーマルな場で、グラスをぶつけて音を立ててはいけません。高価なグラスが割れてしまうトラブルだってあります。グラスを胸まで上げて「乾杯」と言えばいいのです。
マナー知らずの相手がグラスぶつけてきたら、注意しながらそっとあてる程度に調整しましょう。
洋食ではパンが出ますが、パンを食べ始めるタイミングはわかりにくいものです。この目安はスープが運ばれてきてからと覚えておきましょう。最初からパンが置かれていることもよくありますが、パンを食べるのはスープが運ばれてきてからです。途中でパンが出てきたなら、出された時が食べるタイミングとなります。バターは使う分だけを皿に取って、ちぎったパンにひと口分のバターをつけて食べてください。
フォークとナイフについては、外側から順番に料理ごとに使っていくのがマナーです。ナイフは右手が基本です。ただしカジュアルなレストランなら、ナイフで切ってから右手にフォークを持ち替えても大丈夫です。
最後に出てくるコーヒーや紅茶ですが、ティースプーンの定位置というのがわかりづらいと思います。ソーサーに乗っているスプーンの場所は、店によって横や縦にセットされています。ポイントは、紅茶などを頂いた後で、スプーンを使っても使わなくても、カップの上げ下げの邪魔にならないように、カップの後ろに置くようにしてください。